食道アカラシア闘病記

食道アカラシアという稀な病気と闘った記録です。いつか、誰かの役に立ちますように。

術後2年目に得た不安

定期検診にいってきました。

 

結果、

「すこしひらきが悪くて心配です」とのこと。

 

自覚症状としては、手術直後とそんなにかわらない胸痛、飲み込みやすさなのですが、先生のお話ではそうらしいです。

 

水で押し込む感じがないなら良いですが…とのことで、そういう生活のしづらさや、胸痛の頻度が上がるのを感じ始めたら早めにもう一度診てもらうことを決めました。

 

どうか、これ以上悪くなりませんように…!!!

 

 

ちなみに、胸痛の対処法を備忘録的に…

胸痛は、足がつるのと似ていて食道がつってる状態。

ストレッチするのと良くなるように、食道を少し動かす…太らせてあげると良くなるから、手術前なら水を飲むとかで良くなったかと。

今は水だとそのまま流れてしまうのでなかなか対処は難しいが、

きそうだな、と思った時に何か食べたり飲んだりして動かすと良くなりやすい。

 

術後一年検診 〜一生付き合っていく体〜

行ってきました、術後から一年の検診。

 

結果としては、

 

・異常はなし

・手術の成果は出ている

 

とはいえ、自覚症状としても、飲み込みづらさを感じる時はけっこう(週1〜3回くらい)あります。

先生からは、

「このあたりはご本人しか分からない感覚なのでご希望があれば行う処置ですが、気になるようでしたらバルーン拡張を行うこともできます」

というお話を受けました。

 

ちなみに、傾向としては

朝や、食べ物飲み物を摂取していない時間が長く続いた直後などに詰まりやすいです。

体のことを考えてもこまめな水分補給は大切ですね。

 

また詰まりやすい食事が手術前と変化しました。

朝ごはんあるあるな内容中心にはなりますが、

詰まりやすい

・白米

・焼き魚

 

飲み込みやすい

・パン

グラノーラ

・生野菜

 

特に食事開始直後はゆっくりよく噛んで食道から下に落ちてから次の一口を、というのを心がければ良いのですが、お腹が空いている時ほど勢い込んで食べてしまい詰まらせてしまう…ということが未だにあります。

このあたりは、この体と一生付き合っていくのだから、ゆっくり食事することを習慣づけないといけないよなぁと思うところです。

 

うずくまってしまうほどの胸痛はまだ時々あります。

だいたい忘れた頃、3ヶ月程度に1回くらいでしょうか、30分程度でおさまる時も、数時間じわじわと続いて参ってしまう時もあります。

胸痛はどうにも耐える他無いようなので、起こらないよう祈るばかりですね。

入院6日目(術後4日目)

退院日です。

 

7:00頃

起床。

検温と血圧測定。

 

8:00

朝食。

今日から普通の食事です。

ちなみに、朝はパン食が多いようです。

 

9:00

担当の先生が回診に来られる。

普通に食べられました?帰れそうです?

なんて会話をして、大丈夫そうですね、昨日もお伝えしましたが何かあったらいつでも連絡ください、とのこと。

 

看護師さんがこれから1ヶ月ほど服用するお薬と、次の診察の予約票を持ってきてくれました。

事務の方が請求書を持ってきてくださったので、1階の自動会計機でお支払い。

てっきり、保険区分、1番月額報酬の少ないとこにいるかと思ってたのですが、この一年、めちゃくちゃ残業してたのでわずかに超えてました。57,600円じゃなかった…。どんだけ税金に持ってかれてるんだ…。

というわけで、

テレビ・冷蔵庫利用料→3,000円(500円/日)

食事代→3,680円

を合わせ、88,719円 でした。

ここに後日払い込み票が届く、パジャマ、タオル類のレンタル代が追加で今回の費用総計になります。

 

退院11時で、なんてお話しをしてたんですがここまでやって10時過ぎくらいです。

荷物も片付けが終わったので、11時に来てと伝えた母を待つばかりです。

 

11時ころ

母が迎えにきてくれたのでいよいよ退院です。

看護師さんにお礼を伝えて、病院を後にしました。

 

帰路につく前に待ちに待ったおいしいランチです。

ららぽーと豊洲で、海鮮を食べました。

この時の食事は美味しくて、感動して、生きててよかったと心から思いました。

詰まる感じもなく、とても安心しました。

 

少しららぽーと内を見てまわりましたが、もちろん体は本調子では無く、すぐ疲れを感じたので帰路に。

帰宅したらしたで、家族がスイーツを用意して待っていてくれました。

それもおいしく食べることができ、本当に嬉しかったです。

入院5日目(術後3日目)

 

検温、血圧測定

 

8:00

この日から全粥です。

三分よりは格段に食べやすいですが、お粥が苦手なのかもしれないです。

味が…ほしい…。

 

消化器チームの方が様子をみに来られて、特に詰まる感じもないですとお伝えすると、じゃあ明日退院ですね、とのこと。

 

10:00

担当の看護師さんから、

明日の退院何時にします?と。

え、そういうのって自分で決められるんだ…

と思いつつ、せっかくなので昼ごはんはららぽーとで食べようと思い、11時の退院を希望。

 

初の!1階のタリーズに行きました。

コロナ影響でなんと、平日は15時まで。

だから開いてないことが多いように感じたのか。

ミルクティーをテイクアウトして病室へ〜

 

13:00

会社から出されている課題図書をせっかくだからと読んでましたが、難しくて読み切るまで午後いっぱいかかってしまいました。

 

その間、

・お掃除とゴミ回収(毎日来てくれます)

・ワゴン販売(平日)

・シーツ交換(毎週月曜)

が来てくれました。

 

薬剤師さんがいらして、これから1ヶ月ほど服用するお薬の説明をしてくれました。

胃の周りに負担をかけてしまったので、胃酸が多く分泌されてしまう、なので抑えるお薬を飲んでくださいとのこと。

注意事項としては、リラックスティーなどによく含まれる成分が薬の効果を消してしまうので、そういうものを飲む場合は注意してくださいとのことです。

 

17:00頃

執刀医ではない消化器内科のチームの先生方が来られて、次の診察の話は聞きましたか?と。

まだ聞いてないです、と答えると連絡しておきますとのこと。

 

18:00頃

夜ご飯

 

19:00頃

シャワー浴です。

 

上がって少ししたら、執刀医&担当のS先生が少し時間良いですか?とのこと。

 

改めて手術の説明を丁寧にしてくださり、手術時の写真をいろいろ見せてくれました。

未だに、自分の中にクリップがあるとは信じられないですね〜不思議な感じです。

ちなみに筋層は10㎝ほど切ったそう。

術前と術後のバリウム画像、内視鏡画像も比較して見せてくれました。

 

2週間くらいは

・刺激物、飲酒を避けて食事

・激しい運動はしない

・長湯をしない

要は、体に負担をかけないでくださいね、ということですね。

何か体の不調とかがあればいつでも連絡してくださいとも。心強かったです。

 

また2ヶ月後検診の予約も同時に取りました。

 

真剣に聞きすぎて、改めてお礼を伝えるの忘れてしまった…!

今度お会いしたときにお礼を言わなきゃだ。

 

夜はこのブログを書いてました。

 

 

入院4日目(術後2日目)

だいぶ元気になってきました。

そして何と言っても!

この日からごはんが食べられます!!

 

 

ブロッコリーも牛乳も苦手だけど!

オールオッケーってくらいです。

お味噌汁がこんなに美味しく感じた日があっただろうか…。

ただ、初めて食べた三分粥には衝撃を受けました…。

無味無臭…これはこれできつい。

何か手を打たねば!と思いました。

 

 

午前中、点滴も外れました〜!

よかった…!

刺してるところが痛くて、一挙手一投足に気を使うんです。

 

 

昼までに実は下のコンビニで何か調達しようと…結果のりたまふりかけをチョイスしました。

醤油にしたほうがよかったのかな〜

どうなんだろう。

あと、ヨーグルトと、なんとなく味がするものが欲しくて飴(ミルクのやつ)をチョイス。

 

午後は病室で過ごしてました。

 

 

シャワー浴も解禁です♪

やっぱりね、顔や体は拭けても髪はどうにもならないので、すっきりしたかったです。

 

この日困ったのは、夜寝付けないこと。

なかなか眠れませんでした。

感覚的には、体力が有り余ってる感じです。

 

まぁでもそのうち寝てました。

そして夜中に起きることもなかったです。

 

入院3日目(術後1日目)

手術後の検査がある日です。

とにかく口から水が飲めないのが辛い…

なんとなく喉が痛いのに潤すことができず…。

 

37.4℃の微熱が続いてました。

また、お腹が空きすぎて胃が痛いのが辛かったです。

 

採血

 

9:00頃

内視鏡検査へ。

車椅子を押してもらいました。

点滴もしてましたしね。

 

胸痛と、謎の肩の痛みがきつつ、

鎮静剤を使用しての検査なので、記憶は無いです。

終わった直後、なんだか吐き気があって何もないのに嗚咽してたような…気がします。

 

そのまま車椅子で一旦病室まで。

鎮静剤をもあったので眠ってました。

 

バリウム

 

 

飲水の許可がおりたー!

 

ドッキリGPだけは見たくて見てました。

が、見たい出演者が出た後は疲れて消しました。

寝付けるは寝付けるのですが、お手洗いには3回くらい行きました。

あ、あとお腹がキュルとなったので駆け込みました…。

バリウムちゃんと出たかな?

 

 

 

 

入院2日目(手術日)

いよいよ手術日です。

前日はよく眠れました。

 

7時ごろ

起床。

手術が朝8:30(なんと朝いち!)ということで、朝が早かったです。

検温、血圧測定をしてもらう。

手術着に着替えて、Tパンツ、弾性ストッキングを着用。

 

8時過ぎ

付き添いの母が来る。

コロナ禍ということで、家族であっても面会は基本的にNG。

2週間前から検温をして、クリアした方だけ、入退院日と手術日のみ面会OKでした。

 

あと、朝ごはんが8時なのですが、大部屋なのでごはんの良い匂いがしつつ、食べられないのがなかなかのしんどさ

※ちなみにこのしんどさ、あと丸2日続きます

 

8時半

ベッドのまま運ばれたりするのかと思いきや、看護師さんに連れて行ってもらいオペ室の階へ。

付き添いの方はこちらまでです、となんだか中途半端なところで母とは別れてオペ室に。

見渡した感じでは20部屋まであったような。

 

部屋に入る前にマスクを取って、メガネは外すと全く見えなくなるので、手術台で取りますねとのこと。

手術室はいわゆるドラマで見る感じ…!

けっこう思ってたより広い部屋で、機械もいっぱいありました。

そして、たぶんJ-Popぽい音楽が流れていたような。

 

で、麻酔かかるまでが大変で、これまでも採血の時とか血管細いですね、とはよく言われていたのですが、プロの方でも大変苦戦されており…

利き腕と逆の手の甲の部分に一回刺すも、入っていかないです!とか聞こえました。

利き腕の手の甲に刺してやっと上手く行ったようです。

「ほっそいね〜!」と言われました…スミマセン

酸素マスクをつけられ、看護師さんと麻酔科の先生の存在だけ確認して、あとはスヤァ( ˘ω˘ )

 

10時過ぎくらい

なんとなく、自分の体が手術台からベッド(移動可)に移されたのかな、という感覚はあったのですが、ほぼ意識なく気づいたら運ばれておりました。

「左手にお母様いらっしゃいますよ〜」

母「手術成功だって!よかったね!」

 

で、そのまま病室に運ばれ、3時間くらいは麻酔が抜けないので〜みたいなことを話していた気がします。

喉が痛くて、体がめちゃくちゃ熱くて苦しかったです…。

秒で寝ました。

 

13時ごろ

看護師さんが来る。

酸素マスクを外せそうかどうか確かめ、大丈夫そうとのことで、ここからは酸素マスクなし。

体温は37.4℃。

平熱36.0℃だし、めったに熱とか出さないタイプなのでまあまあ辛いです。

母を呼んできてくれましたが、喉が痛くてかっすかすな声しか出ませんでした。

しかも頭が回ってないのでまともなことも言えず。

母とはさよならをして、また寝る…。

あ、この時看護師さんに氷枕を用意してもらいました。ひんやりして気持ちよかった…!

 

17時ごろ

目覚めて

 

20時ごろ

実はこの日どうしても見たい音楽番組があり、眠らずに待っていました。

好きなアイドルが歌って踊るのを見て、心に元気をもらってから眠りました。